【昇華ユニフォームにすべき?】昇華プリントのメリットとデメリットを徹底解説

・昇華プリントって何?
・昇華プリントのメリットとデメリットが知りたい!
・昇華プリントで製作した方が良い場合ってどんな時?

こんな風に思っていませんか?
あなたが学校の部活動の顧問の先生だったり、チームのリーダーだったりといった立場であればチームのウェア製作を任されているという場合も多いのではないでしょうか。

この記事を読むことで昇華プリントのメリットとデメリットがはっきりと分かり、自分のチームにあったウェア製作をしていただくことが可能になります。
ぜひウェア製作の参考にしてくださいませ。

昇華プリントとは?

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正確には昇華転写プリントといい、白のポリエステル生地にインクを染み込ませていく技法です。
プリントの工程は下記の通り。

1.データを作成
2.デザインデータを転写紙にプリント
3.転写紙をポリエステル生地に密着させ、熱を加えてデザインを生地に転写

3番目の工程で熱によって気化したインクが生地繊維に移ることでプリントが完成します。
そこから縫製して完成となります。

ざっくり表現すると、染める技法ということになります。

比較されることの多い圧着プリントについては下の記事で詳しく解説しています。
>>圧着プリントのメリットとデメリットを解説(準備中)

昇華プリントのメリット

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さっそく昇華プリントのメリットについて4つ詳しく解説していきます。

1.デザインの自由度が高い

昇華プリントはフルカラーで発色の良いプリントが実現できることが特徴のプリント技法なので、下記のようなデザインが可能です。

柄・総柄

柄やウェア全体に柄を施す総柄といったデザインも、染める技法のため精度高く表現することが可能です。
ONEVECではこの昇華プリントの特徴を活かして、多くの商品でこの柄や総柄のデザインを取り入れています。

グラデーション

データを忠実に再現できることから、グラデーションについても精度高く表現することが可能です。
単色を組み合わせたデザインだけではなく、グラデーションが使えることでデザインの幅がかなり広がります。
「こういうグラデーションのはいったユニフォームが作りたい!」といった具体的なイメージがあるような場合は、ONEVECのデザイナーがご希望を実現できるようにデザインを製作させていただきます。

透かし

ユニフォームにチームのロゴを透かしで入れたいといったこだわりの強いご希望であっても、昇華プリントであれば実現することが可能です。
このような場合はイージーオーダーではなく、完全フルオーダーとなりますので1万円〜2万円のデザイン費用がベットかかりますが、満足のいく唯一無二のユニフォームを製作することが可能です。
気になることがございましたら、下記よりお気軽にお問い合わせくださいませ。

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2.機能性が良い

このパートでは昇華プリントの商品の機能性について解説します。

伸縮性

前述の通り、昇華プリントで扱う記事はポリエステル生地になります。ポリエステル生地は綿よりも伸縮性があるのが特徴です。
マーキング部に後からシートを圧着したような場合はマーキングした部分の伸縮性が損なわれることがありますが、昇華プリントではマーキング部分も染めて製作するので、伸縮性が落ちることがありません。
また、後から圧着でマーキングをすればするほどウェアが重くなってしまいますが、昇華プリントではそのようなことも起こりません。

吸汗性

スポーツで使用する場合、吸汗性は高い方が良いでしょう。
バレーボールをはじめとした体育館競技では、床に汗が落ちてしまうと滑って大怪我にもなりかねません。
昇華プリントの商品はポリエステル生地の性能を残したままプリントが可能なため、後から圧着プリントでマーキングしたものに比べて吸汗性が高く、練習や試合での利用に最適です。

速乾性

合成繊維であるポリエステル生地を使用した昇華プリントの商品は染色後も繊維の性能を落とさないのが特徴ですので、通気性や速乾性に優れています。
速乾性が高いウェアは毎日の練習に最適ですね。

3.経年劣化しない

昇華プリントの商品ではマーキングも生地に染み込ませる方式で製作しているので、チーム名や背番号などのマーキング部分の剥がれやひび割れといった経年劣化が起こりません。
ですので、「お気に入りの商品を長く愛用したい!」という価値観にぴったりの商品になります。

4.プリント価格が一律

プリントする箇所が増えれば増えるだけ、費用のかかってしまうのが圧着プリント。
それに比べて昇華プリントはデータから転写する技法なので、データの段階でマーキング箇所もデザインに組み込むため追加費用がかかることはありません。
デザインにこだわったプリント箇所の多くなりそうなウェアの場合、圧着プリントで製作よするりもコストをかけずに製作することが可能です。

昇華プリントのデメリット

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ここからは昇華プリントのデメリットを7つ、しっかりと解説します。

1.対応できるウェアが少ない

昇華プリントの技法は原則ポリエステル生地でしかできません。
理由は、熱でデザインを転写させる際の温度は約200℃にもなるので、これに耐えられる生地繊維でないといけないためです。
そのため、昇華プリントで製作できるウェアは限られているのが1つ目のデメリットになります。
とはいえ、バレーボールの練習着、ユニフォーム、ピステやジャージ、またシューズケースといった使用する頻度の高いアイテムはほぼ昇華プリントでの製作が可能です。

2.光沢感が出ない

昇華プリントでは金色や銀色といった光沢のある色がうまく反映されません。
昇華プリントで光沢感を出そうとした場合、デザインにグラデーションを入れるなどの工夫をすることはありますが、実際に光沢が出るわけではありません。
「どうしても光沢を出したい!」という場合は、対象部分のみ後から圧着プリントでマーキングするといった対応となる場合が多いです。

3.細い線や細かい文字の表現ができない

一般的に昇華プリントの説明ではメリットの中で「昇華プリントなら細かいデザインが可能」といった解説がされていますが、これは割と細かい部分を気にする方からすれば逆に満足のいく細かさは出せないというのがONEVECの考えるところです。
確かにかなり細かい部分までデータを再現することが可能なのですが、1mm以下の線や文字は見えなくなる可能性がありますし、1mm以下の隙間ならつぶれてしまう可能性があると考えてデータを作成することをおすすめします。

4.乾燥機・アイロンが使用できない

昇華プリントの商品は熱で転写して製作しているため高熱に弱いです。
ですので、乾燥機の熱でインクが再び気化して色落ち・色褪せする可能性があることは頭に入れておくべきです。

乾燥機に関しては、自社で実際に何度も乾燥機にを使用してみましたので参考までに下記に結果をシェアします。

・初回で1サイズ分ほど縮む
・色落ちや他の衣類への着色はなし

上記は使用する洗濯乾燥機・洗剤等によっても結果は変わると思いますので、あくまで一例として参考にしつつ、心配な場合はやはり乾燥機は使用しないのがベストです。

5.紫外線に弱い

昇華プリントの商品は紫外線に対しては強くないため、直射日光で色褪せしてしまう可能性があります。ですので、できるだけアウトドアでの使用を避けた方が良いでしょう。
バレーボールは体育館スポーツなのでこの点はかなり相性が良く問題ないかと思いますが、ビーチバレーボール等のアウトドアスポーツで使用する場合、大きく色褪せをするわけではないですが、少々色褪せが起こる可能性があります。

6.価格が少々高い

昇華プリントの商品はデザイン調整等の手間がかかるなどの理由でどのブランドも少々価格が高くなっておりますが、マーキング箇所が多いような場合は圧着プリントで製作するよりも昇華プリントで製作をした方がコストがかからない場合が多いです。

ONEVECでは圧着プリントでの製作は行なっておりませんが、「うちのチーム場合はどっちの方が安くできるの?」といった相談も下記のお問い合わせボタンよりお気軽にしてください。一般的なコストをお伝えさせていただきつつ、ご希望にあった製作のアドバイスをさせていただきます。
※ONEVECで製作をするのがベストではない場合もその旨お伝えさせていただきます。

7.納期が長い

昇華プリントの商品では、ご希望に合わせてデザインデータを作成しての受注生産となることから、一般的に納期が長くなります。

こちらはONEVECでも同様となっておりますので、納期に関しては余裕をもってご注文いただきますようお願いをしています。
「どうしても試合に間に合わせたい!」といった場合もあるかと思いますが、ONEVECではしっかりとお気に入りのウェアを購入していただき、長く愛用していただきたいというコンセプトから、申し訳ありませんが基本的には急ぎの案件には対応しておりません。

昇華プリントで製作すべきケース

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昇華プリントのメリットとデメリットを解説してきましたが、「情報量が多くて何だかどっちがいいのがわからない・・・」と感じていませんしょうか。
このパートでは、実際に昇華プリントで製作すべきケースを5つピックアップしましたので参考にしてください。

1.派手目でインパクトのあるユニフォームを作りたい

派手目なユニフォームを製作したいような場合、デザインを細部まで再現できる昇華プリントでの製作はオススメです。

2.マーキング箇所が多い

本記事の途中でも解説しましたが、マーキング箇所が多くなりそうな場合は昇華プリントでの製作が向いています。

例えば部活動などでチーム名の他にもチームスローガンも入れたい、個別に名前も入れたい、といったような場合や、社会人チームでたくさんスポンサーロゴを入れたい場合などです。

このような場合は圧着プリントでひとつひとつマーキングをすると昇華プリントよりも圧倒的にコストがかかってしまうので、昇華プリントで製作した方が費用を抑えられるので良いでしょう。

3.使用頻度が多い

使用頻度が多い場合も昇華プリントがオススメです。理由はマーキングの剥がれやひび割れが起こらないためです。

圧着プリントで製作をした場合、度重なる洗濯でマーキング箇所が端から少しずつ剥がれてきてしまったり、ひび割れを起こしてしまう可能性が高まります。

昇華プリントのウェアは剥がれやひび割れも起こらないので、週に4,5回練習するような場合には昇華プリントの商品を使用すると良いでしょう。

4.長期的に使う

昇華プリントのウェアは非常に強いポリアステル生地でできているので、長期的に使用したい場合にもオススメです。

ポリエステル生地はシワにもなりにくく普段使いで繊維へ与えるダメージが少なく、綿生地のように繰り返しの洗濯でヨレてしまうということが起こりにくいです。

長く使用する練習着やチームのユニフォームに関しては、昇華プリントの商品で製作すると良いでしょう。
ONEVECのイージーオーダーユニフォームは全商品「昇華プリント」にて製作しています。

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5.チームブランディングをしたい

チームをかっこよく、かわいくブランディングしたいような場合にはオリジナル性の高いデザインで製作できる昇華プリントがオススメです。

ONEVECのイージーオーダーユニフォームのテンプレートであれば下記のイメージでブランディングが可能です。

・かっこいい→「ASANOHA」,「CAMO」
・かわいい→「HANA」,「SAKURA」
・ド派手→「SPLASH」
・おしゃれ→「HIKARI」,「YAGASURI」,「SCRATCH」

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まとめ

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今回は昇華プリントのメリットとデメリットを解説しました。
それぞれのメリットとデメリットをしっかりと把握した上で、自チームに合った納得のいくウェア製作の参考にしていただけましたら幸いです。

ONEVECでは、随時ユニフォーム製作に関するご相談を受け付けておりますので、気になる点などございましたらお気軽にご連絡ください。

また、昇華プリントの商品のラインナップをどんどん増やしていく予定ですので、楽しみにお待ちくださいませ♪

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